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恋焦がれる女

今日は、男の波乗りにめずらしく同行した。

場所は辻堂海岸。

本来なら早朝から始めるのがいいらしいが、私をいたわって(?)9時過ぎに自宅を出発。途中のコンビニで「遠足じゃないんだから」とつっこまれるほどお菓子やビール、おにぎりにサンドイッチetcを購入して車に乗り込む。付き合いはじめた頃、「ボロボロ車でごめんね・・・」とワンコのようなうるうる瞳をして謝ってきた男。私は同年代の女性と比べればかなり車には興味はなく「そんなの気にしなくていいよー」と笑ってたっけ。移動に車やバイクを使わざるおえないサーファーたちは、心ない人間たちの車上荒らしの的になりやすいらしい。だから一般的に高級車といえる車種にまで手が伸びないのだそうだ。「でも俺も(高級車に)興味ないんだけどね~」と日焼けした肌からのぞく真っ白い歯が笑ってみせてくれた。

さすが常連。一般人が渋滞にはまってる中をささっと抜け出し路地裏から眺めるは海、海、海(あたりまえ笑)。

「着いた、着いた」と今思い出しても恥ずかしい子供のようなハシャギっぷり。口元を抑えて笑いをこらえてる。笑うんだったら笑えよ(逆ギレ)。

車から降りて防波堤にひょいっとよじ登り、波を確認。ブツブツひとり言。私はこの男の、この顔に惚れたんだ。思い出したよ(爆)。「パドリングくらいかなぁ・・・」あまり波がよろしくないようだ。とりあえず私も車の陰で男にガードされながらこそこそ水着に着替える。

ここ数年は日焼け恐怖症で海に入っていなかったので、嬉しすぎて砂浜から一直線で走り出した。

「オイ!」めずらしい男の形相。

腕をつかまれ抱き寄せられる(こんなとこで?どうしたの?夜まで我慢してね的なことを目で訴える爆)。

「準備体操しなくちゃ」

そういうことだったのね・・・。ますますバカさ加減を露呈してしまった。

「俺、お前に何かあったら死ぬよ?」

こんなこと普段言われたら確実に引くだろう。

でも、きちゃったよ。

ヤバイ、惚れ直した。

いや、

好き(今さら?)。
by room1224 | 2004-08-04 20:58
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